また、高市少子化・男女共同参画担当相も、赤ちゃんポストの設置が人工中絶や遺棄により失われる命を救うことにつながるとしながらも、「無責任に子どもを捨ててしまうというようなことが促進される結果になっては元も子もない。議論を深める必要がある」と懸念を示した。
赤ちゃんポストは、熊本市の慈恵病院が設置を市に申請。厚労省は22日、同市に安全や健康への配慮を要望しつつ「法律に違反しない」として設置を認める見解を示した。ただ、柳沢厚労相は「今度のことは法律的な検討をした」として政策的に推進する意図はないことも強調。「もともとが非常に難しい問題。熊本の状況を慎重に見ていくという姿勢が必要だ」と述べた。