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2007年02月23日(金) 10時00分

あの人は今こうしている ナオミ・グレース日刊ゲンダイ

 1990年代後半から2000年頃まで、フジテレビの「爆笑!スターものまね王座決定戦」で活躍していたナオミ・グレースさん。洋風な顔立ちながら、都はるみや中村美律子のバリバリのド演歌をうなってウケていた。
 しかし、最近はモノマネ番組に出演していない。今どうしているのか。

 会ったのは東京メトロ・明治神宮前駅から徒歩5分、ビル地下1階のおしゃれなラウンジ。
「まだモノマネに出てたのを覚えてる人がいるのね。この前、福岡の薬局で栄養剤飲んでたら、知らないオッチャンがジーッとワタシの顔を見て、“モノマネ、なぜやめたの?”って。ビックリして、“ネタがなくなったんです”ってつい答えちゃった、ハハハ。本当はお笑い色が強くなり、ワタシは“卒業”ということにしてもらったんです」
「モノマネ番組に出た5年間は、すごくいい経験でしたね。それをきっかけに、いろんなお仕事をさせてもらいましたから。歌番組で布施明さんとご一緒したり、司会やリポーターをやったり。そうしたご縁のひとつに、ジャズバーで歌うお仕事があり、今はジャズシンガーがメーンになりました。毎月、東京プリンスホテルのパークタワーのジャズバー『Melody Line』などで歌っています。スタンダードジャズをショーアップしてお客さまに楽しんでもらう“ジャズポップ”がコンセプトで、主人がプロデューサー。今、アルバムも制作中なんですよ」
「主人」というのは、14歳年上のイラストレーターの松下進さん。ガンバ大阪やオリックス・バファローズのキャラクターをデザインした有名イラストレーターだ。

「主人との縁も、モノマネ番組のおかげ。番組のプロデューサーの紹介で知り合い、2年半前に結婚しました」
 ナオミさんと会ったビル(地上3階、地下2階)も、松下さんの所有だそうだ。
「1階は主人の制作スペース、地下2階はワタシの音楽スタジオ。このラウンジの横のスペースが空いているので、アルバムが出来上がったら、英会話を教えるサロンにしたいなあと思っています」
 さて、アメリカ人の父、日本人の母の間に生まれたナオミさんは、ワシントンDC生まれの日本育ち。アメリカンスクールで学び、13歳のとき、スカウトされて雑誌モデルになった。
「ヒロコ・グレースさんと姉妹かって、よく聞かれます。全然関係はなくて、お話ししたこともありません、ハハハ。ヒロコさんは芸能界の大先輩ですよ」
 30歳を機にハウスバンドの歌手に転向。オーディションでモノマネ番組に出演し、「爆笑!スターものまね王座決定戦」の常連になった。
 得意の英語を生かした仕事も多い。
「現在、CS放送局『旅チャンネル』で、『Stylish English in NY』という英会話レッスン番組が放送されてます」
 東京都内のマンションに、夫と2人暮らし。
 2月23日、「Melody Line」でライブを行う。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070223-00000006-gen-ent