記事登録
2007年02月22日(木) 00時00分

ベネッセ社長電撃解任、社内でW不倫…六本木路上キスZAKZAK

ソニーから移籍の森本昌義氏

 子供たちに大人気の「しまじろう」や小学生から高校生まで「赤ペン先生」の通信添削で不動の地位にある「進研ゼミ」など、教育関係事業にあるまじきトップの不倫劇。森本社長は東大法学部を卒業後、62年にソニーへ入社。米国子会社社長を経て、執行役員専務に。01年にアイワ社長となり、経営再建を目指したが翌年にはベネッセ顧問となり、03年6月に福武氏の後を継いでベネッセ社長となった。

 「外国暮らしが長かったせいか、社員集会でも『リレーションシップ』がどうの『コンペティション』がこうのとカタカナ語交じりで何を言っているのか分からなかった」と語るのは、同社中堅女性社員。

 同社員は「『ぼくのワイフは外国人で…』と話し、社内では愛妻家という評判だった。白いスーツを着て現れ、とにかく外国人っぽい。社内報では自らを『マイク森本』と名乗っていた。『数字で語ろう』と、業績の数字ばかり書いていた」と証言する。

 実際、経営センスはそれなりにあったようで、03年に約160億円にまで下がった経常利益は06年には約294億円までV字回復を果たした。だが、評判は微妙だ。

 「福武社長時代にはボーナスの明細に手書きのメッセージがあったが、森本社長になって紙の明細の存在すらなくなった。本業の『進研ゼミ』には目をやらず、ベルリッツやIT系教材の新規開拓に力を入れていた。私たちのフロアに立つことは1度もなく、福武さんに比べ冷たかった」

 お相手の秘書室長の夫は、これまた同社の幹部。秘書室長について、ベネッセOGは「かなり仕事のできる方で、いつもイッセイミヤケのスーツを着ていて、バリバリ働いていた。男癖が悪い噂は聞いたことがない」と話す。

 それにしても東証1部上場企業のトップが、社員とW不倫とはみっともないことこの上ない。中堅女性社員は「進研ゼミは受験シーズンと新学年が始まる今がまさに書き入れ時で、ダイレクトメールなんかもガンガン出している。W不倫で既存の会員もどれだけ解約するか…。今、こんなスキャンダルを起こされてベネッセにとってはすごいマイナス」と嘆いていた。

ZAKZAK 2007/02/22

http://www.zakzak.co.jp/top/2007_02/t2007022224.html