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2007年02月22日(木) 10時00分

快楽亭ブラック、4月渋谷区長選に出馬日刊ゲンダイ

 これも“そのまんま東効果”か。
 過激なネタで人気の落語家、快楽亭ブラック(54)が4月の統一地方選で渋谷区長選に立候補する。ブラックをかつぐのは「オンブズマン渋谷行革110番」。渋谷区職員の人件費の半減や区長の退職金1億円の返上などを求めている市民団体だ。4年前の区長選では擁立した独自候補が次点になった。
 同団体のおおぬき三平代表が言う。
「ブラックさんの発想の柔軟さを見込んで1月末に出馬を要請したところ、“渋谷は若いころ住んでいた街だから恩返ししたい”と快諾してくださいました。彼は荒川区民ですから、何のしがらみもなく区政改革を断行できると期待しています」
 すでにブラックはポスター用写真を撮り終えている。今月28日に出馬会見を、4月には渋谷C.C。Lemonホール(旧渋谷公会堂)で立会演説会を行う予定だ。
 ブラックは米国人の父との間に生まれたハーフ。立川談志門下として92年に2代目快楽亭ブラックを襲名、芸術祭優秀賞を受賞した。名が知れ渡ったのは05年7月だった。借金2000万円が原因で妻子に逃げられ、立川流を除名された。同年11月には大動脈瘤解離で生死の境をさまよってさらに注目を浴びた。
「最近は精力的に営業に回り、10枚組のCD全集も売れているため、借金は減ったようです。本人は高座で“区長になったら渋谷の風俗店を無料で開放する”などとネタにしてますが、選挙のことは真剣に考えてます。そのまんま東の当選を見て、自分もと思ったようです」(関係者)
 渋谷区民が受け入れてくれるかどうか……。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070222-00000005-gen-ent