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2007年02月22日(木) 10時00分

消費よりも「備え」日刊ゲンダイ

 サラリーマンの全世帯平均の貯蓄率が8年ぶりに上昇に転じた。消費より備えに回している実態が、総務省の家計調査で浮き彫りになった。
 毎月の収入から税金や社会保険料を差し引いた所得のうち消費に充てず、手元に残したお金(貯蓄)を示す同調査で、06年の平均貯蓄率は27.5%と前年比2.2ポイ
ント上昇した。だが、消費を2.8%減らし、貯蓄を8.6%増やしている。特に30〜50代の働き盛りは、消費を抑え、その分を預貯金や住宅ローン返済に振り向ける傾向を強めた。景気回復が叫ばれても、なかなか消費が回復しない要因になっている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070222-00000011-gen-ent