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2007年02月22日(木) 19時22分

東国原知事、「論憲」の立場を表明 県議会代表質問で朝日新聞

 宮崎県の東国原(ひがしこくばる)英夫(そのまんま東)知事は22日、県議会の代表質問で日本国憲法に対する見解を問われ、「改正論者でも、護憲派でもない」と述べ、国民的な議論を進めるべきだという「論憲」の立場を表明した。

 太田清海(せいかい)議員(社民)が「憲法を守るべき公務員としてどう考えるか」と質問。東国原知事は私見と断り、「戦争放棄を定めたのは世界に唯一で、非常に優秀な憲法と考えている」と語った。

 「しかし、世の中は時代とともに変わっていく。改正されていない日本は非常にまれ。そういう意味で非常に恵まれている」と答弁。「平和を維持し、経済的安定、国民、県民の財産と生命を守るために議論をしていかなくてはいけない」と続けた。

 この日の答弁は、前日連発したジョークをほぼ封印。議会後、「議会に笑いやエンターテインメントは必要ないという意見と、面白いし、とっつきやすいという賛否両論あると思う」と話した。「傍聴席の県民も疲れていた様子だったので淡々と答弁した」

http://www.asahi.com/politics/update/0222/009.html