東京家裁から補導委託先として登録され、預かっていた高校２年の女子生徒にわいせつな行為をしたとして警視庁大崎署は２０日までに、児童福祉法違反容疑で千葉県大網白里町の鍼灸（しんきゅう）師の男（６３）を逮捕した。
男は「自分の気持ちに負けてしまった」と容疑を認めている。１９８６年に委託先に登録され、逮捕、補導された少年や少女を預かっていたという。
調べでは、男は昨年１２月２８日、埼玉県蕨市内のアパートで、預かっていた都内の高校２年の女子生徒（１７）にわいせつな行為をした疑い。女子生徒から相談を受けた家族が同署に届け出た。
補導委託は家裁が非行少年の処分を決定する前に民間ボランティアが預かり、通学などさせながら生活指導する制度。最高裁によると、全国では、個人のほか児童福祉施設なども含めて約２８０カ所の委託先があるという。
ZAKZAK 2007/02/21