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2007年02月21日(水) 11時12分

個人情報「闇サイト」で売却 容疑の元派遣社員を再逮捕朝日新聞

 信販大手ジャックスのクレジットカード会員約15万人分の個人情報が流出し、一部が不正使用された事件で、個人情報が入ったMOディスクを盗んだとして、警視庁は21日、千葉市美浜区打瀬、無職横山博文容疑者(45)を窃盗の疑いで再逮捕した。横山容疑者は情報をインターネットの「闇サイト」を通じて売り渡し、詐欺グループがその情報を入手していたという。

 捜査3課の調べでは、横山容疑者は01年から06年まで大日本印刷に情報処理担当として派遣されていたが、02年4月から同6月までの間、同社内からジャックス会員の個人情報が入ったMOディスクを盗んだ疑い。ジャックスは会員に送るダイレクトメールの作成を大日本印刷に委託していた。

 横山容疑者は06年4月から5月にかけて、インターネットの掲示板のサイトで「個人情報を買い取る」という書き込みに応じ、計5回にわたって情報を売り、計約22万5000円を手にしていた。「生活費がほしかった」と供述しているという。

http://www.asahi.com/national/update/0221/TKY200702210127.html?ref=rss