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2007年02月21日(水) 07時02分

児童名簿など流出 教諭夫婦のパソコンから 郡山の小学校河北新報

 福島県郡山市の小学校に勤務していた女性教諭(45)と男性教諭(43)の夫婦が共有する私物のパソコンから、ファイル交換ソフト「ウィニー」を介して児童の名簿や成績などがインターネット上に流出していたことが20日分かった。

 市教委と男性教諭が現在勤務する小学校を管轄する只見町教委によると、流出したのは女性教諭が2004年度に担任だった6年生64人の氏名や住所が記された名簿と、社会科の試験の点数や評価が書かれた資料など。パソコンにデータを取り込んで自宅に持ち帰った後、データを削除し忘れたため、昨年12月にネットに再接続した際にウイルス感染した。

 男性教諭が03年度に担任だった同市の小学校の6年生62人の名簿と、只見町の小学校で05年度から受け持っている現在6年生の児童16人の名簿も同時に流出した。いずれも流出データが悪用された被害の報告は現時点でないという。

 流出情報を得た文部科学省から14日、市教委に連絡があり発覚した。市教委は04年度から私物パソコンの使用を禁止していた。市教委と町教委は「当時の児童や保護者に深くおわびする」と謝罪した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070221-00000009-khk-soci