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2007年02月21日(水) 08時00分

都知事選 菅氏に出馬再考 民主都連要請へ産経新聞

 4月の東京都知事選をめぐり難航している民主党の候補者選びで、民主党都連は21日、不出馬を決めた同党の菅直人代表代行に立候補するよう再考を申し入れる。ただ、翻意は難しいとみられる。菅氏が出馬を改めて固辞した場合、同党都連の候補者選びは混迷の度合いを一段と増すとともに、都知事選後、責任問題に発展する可能性もある。

 浅野史郎・前宮城県知事ら党外の候補に出馬を断られた民主党都連は現在、石原慎太郎知事に対抗する候補者として、党内候補の擁立を模索している。同党都連幹部は「原点に立ち返り、勝てる候補者を選び、その人をサポートする態勢を整えて出馬を促したい」と強調。党内候補の「切り札」として、菅氏に出馬再考を強く促すことを示唆した。

 一方、民主党の小沢一郎代表と菅氏、鳩山由紀夫幹事長はすでに、今夏の参院選をにらみ「(菅氏は)国政で政権取りに欠かすことはできない」などとして、菅氏の都知事選出馬は見送ることで一致している。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070221-00000004-san-pol