住宅街で、ハクビシン見つけた…松戸市（朝日新聞）

2007年02月21日(水) 00時00分

　松戸市の住宅街にハクビシン——同市幸田２丁目の宮下康さん（７４）が野生とみられるハクビシンを目撃、撮影した＝写真（宮下さん提供）。

　今月１３日の午前９時前、宮下さんが自宅の窓から外をながめていると、生け垣の上を何か動く物が見えた。「野良猫かな」と最初は思った。だが、鼻からスーッと伸びる白い毛が見えて「ハクビシンだ」。野鳥撮影などカメラが趣味の宮下さん、すぐさま愛用の電子カメラを手にして、シャッターを押し続けた。

「立ち止まったり、キョロキョロあたりを見回したりしていた。エサが少なくなって住宅街にも出てきたのかなぁ」と宮下さん。

　ハクビシンも飼育している市川市動植物園によると、近年は住宅地でも目撃例がポツリポツリ出ているという。同園の飼育係員は「野生のハクビシンの生息域が広がってきているのでは」と話している。