記事登録
2007年02月21日(水) 00時00分

ドラマ・CM誘致6万円計上/宮代町朝日新聞

 ドラマやCM、撮影するなら宮代で——。町の風景や公共施設をロケ地として活用してもらおうと、宮代町が新年度からフィルムコミッション(FC)事業に乗り出す。町内の田園風景や施設の映像をデータベース化したCD—ROMを制作会社に配るため、20日に発表された新年度予算案に6万円を計上した。「額は小さくても大きい効果を」と期待を寄せる。

 宮代町にはコミュニティーセンター進修館や町立笠原小学校など外観のユニークな建物がある。進修館では子ども向け特撮番組の撮影が行われたこともあるという。農業体験施設「新しい村」など、町内に広がる農村風景も町の自慢だ。

 CD—ROMには個性的な建物以外にも、商店や道路、川などのほか、町教委の協力を得て学校も「ロケ地候補」として収めたい考えだ。

 県が設置したFC、「県ロケーションサービス」と協力し、CD—ROM約200枚を配布の予定だ。町では産業建設課が窓口となり、エキストラの募集や警察、消防などへの許可申請などで協力する。

 近年、全国的にもロケ誘致が盛んだ。全国フィルム・コミッション連絡協議会に加盟するFCは2月6日現在で95団体。県ロケーションサービスによると、県内にも「彩の国本庄拠点フィルムコミッション」や「秩父ロケーションサービス協議会」のようなFCがある。さいたま、川口、飯能の各市も窓口を設けているほか、商工会が取り組む例もあるという。

http://mytown.asahi.com/saitama/news.php?k_id=11000000702210001