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2007年02月21日(水) 21時54分

抗がん剤など約20品目を投入 英アストラゼネカ朝日新聞

 製薬世界5位の英アストラゼネカのデビッド・ブレナン最高経営責任者(CEO)は21日、大阪市内で会見し、主力医薬品の日本での販売を強化する方針を明らかにした。07年中に、抗がん剤やリウマチ治療薬など約20品目の臨床試験を、日本国内で実施する計画だ。

 ブレナンCEOは、「高齢化が進む日本でのビジネス機会は大きい。臨床試験を始め、積極的に投資していきたい」と述べた。06年に世界で6120億円(1ドル=120円換算)を売り上げたが日本では発売していない消化器系疾患治療薬をはじめ、抗がん剤の試験を、日本法人を通して実施するという。

 同社の連結売上高は、3兆1770億円。米国市場が47%を占める一方で、日本市場は6%にとどまっており、日本市場の掘り起こしが課題になっている。

http://www.asahi.com/business/update/0221/154.html