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2007年02月21日(水) 00時00分

1500万円徴収漏れ 和光市 下水道料金 東京新聞

 和光市で過去二十四年間に、下水道料金計約千五百万円の徴収漏れがあったことが二十日、分かった。このうち二〇〇一年度以前の計約七百七十万円については、時効を迎えている。

 同市は、野木実市長の給与を四月から三カ月間5%減額する条例案を二十一日開会する市議会定例会に提出する。また、今月六日付で担当の建設部長と下水道課長を訓告処分にした。

 建設部の職員は今月十三日から、徴収漏れがあった市民に事情を説明した上で、納付を呼び掛けている。しかし、転居した市民もいて徴収は難航しているという。

 同市によると、昨年九月、市民から「下水道料金が請求されていないのではないか」と問い合わせを受け、調査したところ、時効にかかっていない〇二−〇五年度分だけで計約七百万円の徴収漏れが判明した。〇六年度の金額は未確定。

 市民から下水道課に提出された「使用開始届け」が料金徴収を担当する水道部に回っていなかったり、浄化槽を下水道に改修した際、届け出がなかったことなどが原因という。 (土門哲雄)


http://www.tokyo-np.co.jp/00/stm/20070221/lcl_____stm_____004.shtml