「やせ過ぎモデル」問題 イタリア政府、体脂肪の最低基準値設けるなど対策に乗り出す（フジTV）
世界のファッション業界で、「やせ過ぎモデル」の出演を禁止するかどうかの議論が過熱する中、イタリアでは、政府が体脂肪の最低基準値を設けるなど、やせ過ぎモデルの対策に乗り出し、注目されている。やせたモデルにあこがれた少女たちが無理なダイエットを行い、病気になるのを防ぐため、今回、イタリア政府とイタリアファッション協会は、体脂肪指標の最低値を設けたほか、16歳以下のモデルの出演を禁止するなど、6項目にわたるマニフェストに合意し、署名した。
イタリア・モード協会のボッゼリ会長は「デザイナーやモデルクラブは、やせ過ぎモデルのまん延を防ぐため、このマニフェストを厳守する必要がある」と語った。
デザイナーは「マニフェストに合意しました。やせた体は、もうファッションじゃないもの」と語った。
一方、実際にショーに出演する多くのモデルたちに話を聞くと、「デザイナーが用意する衣装のサイズが圧倒的に小さいので仕方がない」といった声が多く聞かれた。
モデルは「デザイナーはやせ過ぎを望んでいたわ。デザイナーの考え方が変われば、モデルの考え方も変わると思う」と語った。
世界のファッション界に強い影響力を持つミラノコレクションが規制に動き出したものの、巨額な金が動くファッション界だけに、この問題に結論が出るには、まだ時間がかかるとみられる。
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2007/02/21 13:20