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2007年02月21日(水) 00時00分

とんだパラグラ愛好家、山の木々1000本以上勝手に伐採ZAKZAK

 広島市佐伯区の阿弥陀山(837メートル)でスギ、ヒノキなど1000本以上を伐採していたとして、広島県警は21日、森林法違反(無届け伐採)と器物損壊の疑いで、パラグライダー愛好家で会社役員の男(55)=佐伯区=を逮捕した。

 男は地元のパラグライダー同好会の責任者で「パラグライダーが離陸する基地をつくりたかった。所有者から了解をもらっている。届け出が必要とは知らなかった」と容疑を否認しているという。

 調べでは、男は数人と共謀して、昨年3月から6月までの間、佐伯区湯来町の阿弥陀山で、横浜市の女性(53)らが所有する民有林のスギなどを、広島市長への届け出をせずに0.73ヘクタール伐採。所有者の許可を得ずに敷地内の約1100本(750万円相当)を切り倒した疑い。

 スギやヒノキは樹齢20—50年程度で、チェーンソーで伐採された。所有者の女性が昨年9月伐採に気付き、広島西署に被害届を出していた。

 現場は山頂に近く、斜面の一部が不自然に刈り取られ白くなっており、伐採された樹木が乱雑に放置されていた。

ZAKZAK 2007/02/21

http://www.zakzak.co.jp/top/2007_02/t2007022119.html