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2007年02月20日(火) 00時00分

昼キャバ人気…4000円ポッキリ、女の子ハイレベルZAKZAK

 「喫茶店でお茶して時間潰すなら女の子と話した方が楽しい。安いわりに美人が多いしね。もちろん、昼間から酒はマズイのでウーロン茶だけどね」と話すのは、仕事をサボって新宿・歌舞伎町の昼キャバを楽しんでいた会社員男性(27)。

 もともと大阪が発祥といわれるこの“昼キャバ”が近頃、関東にも進出、日本一の繁華街・歌舞伎町では昼キャバが続々オープンしている。その先駆けとなったのが、新宿コマ劇場から徒歩すぐの「CLUB花心」だ。同店は40分4000円(午前10時から午後2時)と夜の歌舞伎町ではありえない激安料金。それでいて女の子は超ハイレベルというから、客が集まらないはずがない。

 「歌舞伎町のプライドがありますからね。安いからって不細工ばかりと思われたくはないので、女の子は厳選してますよ」(同店店長)

 なるほど、店内には、確かに艶やかな美女がズラリ。胸の谷間全開のドレスをまとった巻き巻きヘアーのありさちゃん(21)は、もともと夜の街で働いていた。「夜のお店って、どの女の子も“お金、お金”ってギスギスしてるし、派閥もある。そんな雰囲気に耐えられなくて、昼キャバに転向したんです」

 客層は外回りの営業マンや夜勤明けのIT戦士、朝方はホストが多いという。「夜は眠くて来られないからっていうおじいちゃんもいますヨ」(ありさちゃん)

 新宿のほかにも、銀座や立川、さらには、千葉の津田沼や市川といった郊外まで昼キャバブームは波及している。こうしたブームの背景には、昼間カラになる“ハコ”を有効利用しようとの狙いがあるという。

 「昼間から箱を遊ばせておくのはもったいないですし、夜の営業へとお客さんの流れを作ろうと思って始めたんです」とは、江東区東陽町の「クレア」店長。

 夜とは違い、照明も明るく、ポップな雰囲気が漂う同店。午後1時から午後8時まで1時間3000円で焼酎やウイスキーが飲み放題で指名も1000円と格安、同伴やアフターもある。歌舞伎町とは異なり、素人っぽい娘が多いが、これがまたウケている。

 元歯科助手の久美ちゃん(24)は、このお店でキャバ嬢としてデビューした。「夜働くのはやっぱりちょっとコワイんです。確かに時給が下がるけど、終電がなくなることもないし、午後8時には仕事終わるので、自由な時間も多いんです」

 色白清純派のあきちゃん(24)は、両親に内緒とか。「去年の6月まで別の仕事をしていたんだけど、親にはバイト変えたとは言ってないです…キャバなんて絶対許してくれないから。夜だったら嘘にも限界があるけど、昼ならごまかしやすいから」とはごもっともだ。

 仕事の合間を縫って、あるいは昼休みに店に寄り、お気に入りの女の子と今宵のアフターの約束を取り付けるなんてこともできる。ただし、昼も夜もと遊びすぎにはご注意を。 

ZAKZAK 2007/02/20

http://www.zakzak.co.jp/top/2007_02/t2007022030.html