京都市議会は20日の本会議で、議員による口利き行為を禁止する「京都市議政治倫理条例」を全会派一致で可決した。
相次ぐ京都市職員の不祥事や、神戸市議の親子があっせん収賄罪で起訴されたことなどを受け「チェックする立場の議会側も襟を正す必要がある」として、自民、公明、民主の与党3会派が共同提案した。
条例は、市議が許認可や請負契約、市職員の採用や人事異動について、働き掛けをしないことを規定。必要に応じて審査会を設けて審議する。
共産党は、議員本人や親族が経営する企業が市の請負契約を辞退することなどを盛り込んだ独自案を提出したが否決され、与党案に賛同した。
ZAKZAK 2007/02/20