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2007年02月20日(火) 00時00分

“内紛”チョウ類学会、名誉会長に賠償命令の不名誉ZAKZAK

 チョウ類の研究推進などを目的に設立された日本チョウ類学会(東京、会員1170人)の会長選挙をめぐり、虚偽の内容のはがきを会員に送付され、名誉を傷つけられたとして、会員の男性弁護士が同会の名誉会長ら1000万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は19日、名誉会長ら2人に30万円の支払いを命じた。

 野山宏裁判長は「はがきの内容は原告の社会的評価を低下させ、損害は小さくはない。しかし内紛による論争の行き過ぎでもあり、話半分に読む人も多かったはず」と判断した。

 判決によると、会長選挙をめぐって同学会が2派に分かれていた2004年10月、名誉会長らは「弁護士としての腕前を問われる」などと書いたはがきを会員258人に送った。

ZAKZAK 2007/02/20

http://www.zakzak.co.jp/top/2007_02/t2007022018.html