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2007年02月20日(火) 21時34分

名古屋の繁華街で停電、店舗営業に影響も朝日新聞

 20日午後5時30分ごろ、名古屋市の繁華街、中区栄3丁目と2丁目の一部地区で停電が発生し、約290戸に影響が出た。約150戸は間もなく回復したが、完全復旧は夜間までずれ込んだ。付近の信号機が一時停止し、家電量販店が営業を一時見合わせるなどの影響が出た。中部電力によると、変圧器の故障が原因とみられる。

 停電したのは、東側に百貨店が立ち並ぶ大津通と若宮大通が交わる矢場町交差点の北西エリア。中部電力が調べたところ、栄3丁目の歩道上に設置した変圧器塔に故障が見つかった。付近の約130戸は1時間半ほど停電。残り約10戸は、無人の施設を除いて、発電機車による電力供給を実施し、午後9時過ぎ、仮復旧した。

 「ヤマダ電機デジタルスタイリッシュ館名古屋栄店」では停電のため、約1時間半にわたってレジなどが使えなくなり、一時営業を見合わせた。午後7時すぎに復旧するまで、店員が入り口で客に頭を下げた。あきらめられない客十数人が入り口外で待ち、中にはいらだつ客もいた。

 矢場町交差点では、約1時間にわたって信号機が作動せず、警察官が手信号で交通整理をしたが、大きな混乱はなかった。

http://www.asahi.com/national/update/0220/NGY200702200012.html