2007年02月20日(火) 21時18分

児童虐待、立ち入り調査拒否に罰則強化　与野党大筋合意（朝日新聞）

　与野党でつくる「児童虐待防止法見直し勉強会」は２０日、児童相談所（児相）の立ち入り調査を拒否した保護者に対する罰則を強化することで合意した。現行では３０万円以下の罰金だが、罰金の増額や禁固刑、懲役刑などを検討する方針だ。３月末までに改正案をまとめ、議員立法として通常国会に提出する。

　現行法では、保護者の同意がなければ立ち入り調査はできない。そこで、都道府県知事の「出頭要求」に応じず、立ち入り調査も拒めば、家庭裁判所の令状を取り、児相が警察の協力を得ながら強制的に立ち入る制度を新設。場合によって、立ち入り拒否について警察が捜査する。罰則の強化で、より子どもの安全を確保できるよう法改正を目指す。

http://www.asahi.com/national/update/0220/TKY200702200471.html