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2007年02月20日(火) 11時47分

鴻池組元副支店長に有罪判決 名古屋下水道談合朝日新聞

 名古屋市の下水道工事をめぐる談合事件で、競売入札妨害(談合)の罪に問われた準大手ゼネコン「鴻池組」名古屋支店の元副支店長森本晃弘被告(61)=同市中村区=に対し、名古屋地裁は20日、懲役1年6カ月執行猶予3年(求刑懲役1年6カ月)の判決を言い渡した。伊藤新一郎裁判官は「利益のためには法も守らないという態度は悪質だが、談合組織は構造的な病変で、被告だけの責任ではない」と述べた。

 判決によると、森本被告は、大手ゼネコン「大林組」名古屋支店の元顧問柴田政宏被告(70)=同罪で公判中=らと共謀。市が05年3月に実施した入札で談合し、鴻池組名古屋支店を筆頭とする共同企業体に12億7000万円で落札させた。

http://www.asahi.com/national/update/0220/NGY200702200003.html