高裁判決などによると、宝塚市は83年にパチンコ店の出店を風俗営業法の規定より厳しく、商業地域に限定する独自の条例を制定。94年に準工業地域で建設を始めた業者に工事禁止を求める仮処分を申し立て、訴訟を経て02年に敗訴した。この間に業者側は建設を断念し、市に損害賠償を請求。「市の条例は建築基準法や風営法より厳格で矛盾している」などとして一、二審とも宝塚市が敗訴し、市が上告していた。
阪上善秀市長は「市の訴えが届かず残念。冷静に受け止め、粛々と対応をしてまいる考えであります」とコメントした。
http://www.asahi.com/national/update/0220/OSK200702200076.html