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2007年02月20日(火) 10時00分

美人姉妹に何があった? 銀座ホステスが殺された謎日刊ゲンダイ

 昨年12月頃から行方不明になっていた東京・銀座のクラブホステス荻野亜利沙さん(20)の遺体が、16日、長野県内の山中で発見された。同居していた男の供述に基づくもので、警視庁は元右翼団体会長、鈴木一範(39)ら2人を死体遺棄容疑で逮捕した。鈴木は殺したことも認めており、荻野さんが別の男性と交際していたことで「口論になった」と供述している。
 亜利沙さんが勤めていたのは銀座8丁目の並木通り沿いのビルにあるクラブ「K」。06年8月下旬からヘルプとして働き始めた。
「『K』は座って3万円弱の高級クラブ。店の広さは30坪ほどで15、16人のホステスが在籍しています。客層は40代サラリーマンが中心。亜利沙さんは真面目で無断欠勤もなし。ほぼ毎日出勤していました。身長は170センチ程度。スラリとしたエビちゃん風の美人で明るく気さく。お客さんに人気でした。鈴木は『K』には一度も足を運んだことはないそうです。店で知り合ったのではないようですね」(銀座関係者)
 鈴木には小学校5年と保育園児の子供がいる。団体は5、6年前に解散し、ヤミ金融業を営んでいた。近所では子煩悩のやさしい父親とみられていた。なぜ、亜利沙さんがこんな男と同居していたのかが謎だ。
 亜利沙さんが最後に出勤したのは昨年の12月15日。「1月になっても12月分の給料(約15万円)を取りに来ないので、おかしいと思った店のスタッフが警察に捜索願を出した」(銀座関係者=前出)という。
 近所の話では飼い犬を巡るトラブルがあったというが、ヤクザ者との同居がアダとなった。

●妹も行方不明、音信不通
 殺害された荻野亜利沙さん(20)の家族構成は父親(53)、フィリピン人の母親(平成16年に42歳で他界)、妹(18)。
 ところが、この妹も行方不明になっていることが本紙の取材で明らかになった。
「妹も銀座でホステスをしていました。でも、最近、突然連絡が取れなくなったんです。店も欠勤していて音信不通です。チンピラ風の男と交際していたから心配です」(銀座クラブ関係者)
 美人ホステス姉妹は何らかの事件に巻き込まれたのか。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070220-00000004-gen-ent