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2007年02月19日(月) 00時00分

JR東労組の元会長宅捜索 横領関連 東京新聞

 東日本旅客鉄道労働組合(JR東労組)などを傘下に持つ「全日本鉄道労働組合総連合会」(JR総連)関連の財団法人「日本鉄道福祉事業協会」の元幹部らが協会の管理する金を私的に着服したとされる業務上横領事件に関連し、警視庁公安部は十九日午前、埼玉県小川町にあるJR東労組元会長(71)の自宅や、同協会の元理事長(71)の親族が以前、所有していた群馬県嬬恋村の別荘など約十カ所を業務上横領容疑で家宅捜索を始めた。

 同部などの調べによると、元理事長は在職中の二〇〇〇年六月、女性職員に指示して同協会名義の口座から一億五千万円を引き出し、自分名義の銀行口座に入金させた疑いが持たれている。同部はこの金が嬬恋村の別荘の購入資金に充てられていたとみて調べている。

 また、同時期に七千万円がJR東労組の元会長名義の銀行口座に振り込まれていたことも判明したため、捜索に踏み切った。今後、押収した関係資料を分析するなどして捜査を進める方針。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20070219/eve_____sya_____005.shtml