記事登録
2007年02月19日(月) 10時00分

「病院に行けない」日刊ゲンダイ

 病気になっても医療費を払えない不安を抱いている人が低所得層では8割もいることが民間研究機関「日本医療政策機構」の調査で分かった。
 年収800万円以上、金融資産2000万円以上の高所得層では36%だったのに対し、年収300万円以下で資産300万円以下のプア層では不安がある人が84%。そのため、この1年間に「具合が悪くても病院に行かなかった」が40%、「医師に勧められたのに検査や治療を受けなかった」という人も26%もいた。
 現在の医療制度の平等性についても不満を抱く人はリッチ層で41%に対し、プア層では72%に達した。格差が広がり、病気になっても病院に行けない人が急増しているということだ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070219-00000011-gen-ent