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2007年02月19日(月) 00時00分

振り込め詐欺被害は4億8千万円超 昨年の県内 東京新聞

 県警によると昨年一年間、県内で被害届のあった振り込め詐欺は三百三十六件で、被害額は四億八千三百十三万円に上った。前年と比べ件数は15%、被害額は21%減ったものの、依然として被害が相次いでいる。

 親族を装う「オレオレ詐欺」、未払い料金があると偽る「架空請求詐欺」、低金利の融資を名目に保証金などをだまし取る「融資保証金詐欺」の三つに分類して分析。被害者は、オレオレ詐欺が五十代以上、架空請求詐欺は十−三十代、融資保証金詐欺は三十−五十代が多かった。

 オレオレ詐欺の手口は「会社の金に手をつけた。弁償しないと首になる」「私用で会社のコンピューターを使いウイルスに感染させてしまった」「不倫がばれ慰謝料を請求されている」とさまざま。被害のうち三分の一は、事前に「携帯電話の番号が変わった」と電話しておき、その番号でかけてだます「アポ電」という新手口が使われた。

 小柳津直哉捜査二課長は「とにかく冷静に対処することが大事」と呼び掛けている。 (太田鉄弥)


http://www.tokyo-np.co.jp/00/ngn/20070219/lcl_____ngn_____000.shtml