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2007年02月19日(月) 00時00分

花フェスチケット 1カ月で1000枚だけ朝日新聞

◇6月開催の前売り 県、販売場所を拡大

 6月にさいたまスーパーアリーナ(さいたま市)で3日間開かれる国内最大級の花のイベント「ジャパンフラワーフェスティバル」の前売りチケットの売れ行きが伸び悩んでいる。販売開始から1カ月に売れた枚数は、わずかに約千枚。7万2千人分を売るという目標にはまだほど遠い。県は、販売場所を広げたり、市町村の花イベントで手売りしたりしてアピールに力を入れる。

 県は「有料入場者の約9割は前売りで確保したい」と意気込むが、販売を始めた1月8日から2月15日までに売れたのは約千枚。開催はまだ先のため、PRが浸透していないことが要因ではないかとみられる。残り3カ月半ほどで、これまでの約70倍ものチケットを販売しなくてはならない。

 県によると、02年に横浜市で開かれたフェスティバルでは、来場者7万3千人のうち、前売りで事前に売ったチケットは、約3分の2にあたる4万8千人分だったという。

 今回は横浜市の約2倍の広さの1万4600平方メートルの土地を使い、目標来場者数は招待客を含む約十万人と最大規模の展示となる。花だけでなく、植木や盆栽など県の重要な産業も盛り込まれる。

 県は、売り上げを伸ばそうと、今月中にさいたま市や川越市、熊谷市、春日部市など県内8カ所にある県農林振興センターでも販売を始める予定だ。

 フェスティバルまで、市町村の50以上の観光イベントに県の担当者が足を運ぶPR活動も続けるという。

 県生産振興課は「イベント会社に頼らず、県内の花・植木団体などと協力し、総力をあげて作り上げている。ぜひ多くの人に見てもらいたい」と話している。

 前売りチケットはJR東日本のチケット販売所「みどりの窓口」と「びゅうプラザ」、コンビニの「ファミリーマート」と「サンクス」で売っている。さいたまコープでも注文できる。

 フェスティバルは6月1〜3日に開催。前売りは大人千円、中高生800円。問い合わせは同課(048・830・4153)へ。

http://mytown.asahi.com/saitama/news.php?k_id=11000000702190001