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2007年02月18日(日) 19時00分

首相に「絶対的な忠誠を」 自民幹事長が官邸に注文朝日新聞

 自民党の中川秀直幹事長は18日、仙台市の講演で「閣僚・官僚は総理に対し絶対的な忠誠、自己犠牲の精神が求められている。自分のことを最優先する政治家や、出身省庁を大事にする官僚は内閣・官邸から去るべきだ」と述べた。安倍首相のリーダーシップへの疑問の声が出るなか、官邸スタッフに注文をつけた格好だ。

 中川氏は「当選回数は問題ではない。かつて仲良しグループだったかどうかも関係ない」と、若い安倍首相を軽んじる雰囲気を牽制(けんせい)。閣僚や自民党役員の会議などでの振る舞いを念頭に「首相が入室したときに、起立できない政治家、私語を慎まない政治家は、美しい国づくり内閣にふさわしくない」と批判した。

http://www.asahi.com/politics/update/0218/002.html