記事登録
2007年02月17日(土) 10時00分

民放で独り勝ちしているのは意外にもTBS!! 日刊ゲンダイ

 えっ、TBSだけが儲かっているの?——。
 誰だってこう反応するだろう。民放キー局5局の4—12月の連結業績が発表されたが、意外な結果になっている。増収増益は、新たに「人間!これでいいのだ」の捏造騒動などで揺れているTBSのみというから、ビックリではないか。
 TBSの4—12月の業績は売上高が前年同期比5%増の2401億円、経常利益は同66%増の221億円。この期間でみても増収増益はTBSだけだが、07年3月期の通期見通しでみても増収増益はTBSだけ。民放の06年度の“優等生”はTBSなのだ。
 一体、何が業績を押し上げたのかというと、昨年後半の「2006世界バレー」やTBS製作の映画「涙そうそう」などだという。とくに業績に大きく貢献したのは映画事業だろう。
「TBSが手がけた大ヒット映画は『日本沈没』と『涙そうそう』、公開中の『どろろ』の3本です。『日本』は興収52億円、『涙』は31億円、『どろろ』は予想で35億円です。3本の興収だけで経常利益の半分に相当する計算です」(事情通)
 TBSは06年のゴールデン、プライムの年間視聴率が18年ぶりにともに民放2位になるなど視聴率も好調。楽天の関連もあるけど、この影響もあって、TBSの株価も急上昇している。昨夏には2500円を切っていた株価は今4100円(13日終値)している。
 ウハウハだ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070217-00000004-gen-ent