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2007年02月17日(土) 10時00分

YOSHIKIのビッグプロジェクトが2つも進行中日刊ゲンダイ

「X JAPAN」が再結成? にわかには信じがたい話題が注目を集めている。
「X JAPAN」は89年にメジャーデビューした伝説的なロックバンド。97年にボーカルのToshi(41)が脱退を表明して電撃解散するまでカリスマ的な人気を誇っていた。解散後もToshiが自己啓発セミナーに傾倒していたことや、メンバーのhideが謎の自殺を遂げたことなどで騒がれた。そんな伝説的なバンドが再結成するとなれば、大きな話題になるのは間違いない。
 発売中の「週刊現代」によると、「X JAPAN」の元マネジャーと名乗る人物が昨年10月にイベント会社を設立し、ある実業家から3億5000万円の資金を調達。再結成に大乗り気のToshiがケンカ別れしたリーダーのYOSHIKI(41)に声をかけ、7年ぶりに2人の極秘会談が実現したという。
 この時点では、YOSHIKIは再結成には前向きだったというが、計画は暗礁に乗り上げてしまった。一因は元マネジャーが昨年11月に傷害容疑で逮捕されたこと。それと、なぜか3億5000万円のうちの1億円がToshiの手に渡ったといわれていることも事情を複雑にしている。
 実業家は「『ダマされた』とか『詐欺に遭った』という意識はまったくありませんね。だって、プロジェクトは継続中ですから」とコメント。Toshiは1億円について「知りません」と突っぱねているが、何やらキナ臭い話である。こうなると、YOSHIKIは「X JAPAN」の再結成にこだわらないだろう。
 現在、YOSHIKIは米ロサンゼルスを活動の拠点にしていて、レコーディングスタジオを2カ所所有。さまざまなアーティストのプロデュースを手掛け、実業家としても知られている。
「それ以外にも、YOSHIKIは『VIOLET UK』という大プロジェクトに取り組んでいて、すでにレコーディングに12億円もの巨費を投じています。デビューは延び延びになっていますが、楽曲をネット配信するなど準備は着々と整えている。帰国した際に出演したテレビ番組でも“今年は何とかしたい”と話していました。今さら『X JAPAN』を復活させなくても、十分にやっていけるんです」(マスコミ関係者)
 さらに今年はもうひとつ大きなプロジェクトが進行中だ。元「MALICE MIZER」のボーカル・Gacktと、元「LUNA SEA」のギタリスト・SUGIZOとともにバンドを結成し、レコーディングやライブツアーを行う予定になっている。
 Toshiはともかく、YOSHIKIは「X JAPAN」という“遺産”に頼る必要はない。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070217-00000001-gen-ent