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2007年02月17日(土) 10時00分

5分で分かる“元プレイメイト怪死事件”日刊ゲンダイ

 元プレイメイトのアンナ・ニコル・スミス(39)の死にはナゾが多い。巨額の遺産相続を巡るドタバタにも拍車がかかっているが、何がどうなっているのか——。

●豊胸手術
 元は18歳で長男を出産したテキサス出身の貧しいストリッパーだったアンナ。それが心機一転、88センチのバストを手術で120センチに膨らませたことで人生は変わった。93年のプレイメイト・オブ・ザ・イヤーに選ばれ、爆乳にひと目惚れしたテキサスの石油王ハワード・マーシャル氏(当時89)と94年に結婚した。ところが、1年後に石油王が死去。570億円の遺産相続権を巡り、石油王の前妻の息子と法廷闘争を続けてきた。

●ナゾの死
 アンナは昨年9月に長女ダニエリンちゃんを出産したが、その3日後に20歳の長男が急死。薬物が原因とみられているが、真相はナゾ。
「そして今月8日に、フロリダのホテルでアンナ本人も急死した。外傷もなく、違法な薬物も検出されていません。部屋から精神安定剤など大量の薬物が見つかったという報道もある。ナゾが残ります」(地元紙記者)

●3人の父親
 アンナの死によって570億円の相続権は赤ん坊のダニエリンちゃんが引き継ぐ可能性が高い。そこで「私が父親だ」と連日のごとく男が名乗り出ているから、ややこしい。
「出生証明書では、父親は弁護士ハワード・スターン氏ですが、正式に結婚したわけではない。そこに元恋人の芸能記者ラリー・バークヘッド氏が『私が本当の父親だ』とDNAの採取を要求した。裁判所はこれを却下しましたが、今度はアンナと10年以上も不倫関係にあったという往年のハリウッド女優ザ・ザ・ガボールの夫フレデリック・アンハルト氏が『自分の娘』と主張し始めた。30人の男と同時に遊んでいたアンナだけに、壮絶な親権争いに発展しそうです」(在米ジャーナリスト)

●石油王の娘?
 火種はまだある。実は長女の父親は石油王だと報じるメディアもある。アンナが、遺産を巡る裁判を有利に運ぶため、冷凍保存していた石油王の精子で妊娠したというのだ。本当なら、アンナの親族が長女の“後見人”として名乗りを上げる可能性もある。
 TVドラマより面白い570億円を巡る骨肉の争いは、まだまだ続きそうだ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070217-00000008-gen-ent