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2007年02月16日(金) 20時10分

パロマ製湯沸かし器でCO中毒、福岡で子ども軽傷朝日新聞

 経済産業省は16日、福岡市内で今月12日にパロマ工業製の湯沸かし器を使って入浴していた子どもが、一酸化炭素中毒(CO)で入院する事故があり、岡山、埼玉両県ではパロマやリンナイ製の機器のガス漏れに伴う火災で、それぞれ男性1人が軽傷を負ったと発表した。福岡市の子どもも軽症で、14日に退院したという。

 福岡市の事故について同省などは、入浴時に回っていた台所の換気扇のため屋内が低圧となり、自然排出していたCOを含む排ガスが、すき間から屋内に逆流した可能性が高いとみて、事故原因を調べている。

 今月8日には岡山県の民家でパロマ工業製のコンロを点火した際、漏れていたガスに引火し、家屋が全焼。男性が手に軽いやけどを負った。14日には、埼玉県内の幼稚園で、理事長の男性が応接室に倒れていたリンナイ製のガスファンヒーターを起こしたときに爆発炎上し、軽いやけどを負ったという。出火原因については調査中だが、いずれもガス機器の不具合の可能性は低いと見られるという。

http://www.asahi.com/national/update/0216/TKY200702160377.html