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2007年02月16日(金) 10時00分

衆院予算委“疑惑大臣”追及日刊ゲンダイ

 13日午前の衆院予算委で伊吹文明文科相が、国会中継を意識して不規則発言を連発する場面があった。
 領収書などの自発的な公表を拒んでいる巨額の事務費支出問題について、民主党の馬淵澄夫議員から公表を求められると、こう声を荒らげた。
「国民のテレビが入っているんだから、真実を言わせて下さい!」
 それから延々と5分以上にわたり、“独演会”を続けた伊吹大臣。しかし、言いたいことは「私的経費を公表することはあり得ない」「疑惑と言われることは一切ない」の一点張り。
 その後の馬淵議員の質問中にも「きょうはテレビが入っています」「国民のテレビが入ってますから」と不規則発言を繰り返した。テレビ中継がなくても真実を明かすべきだろう。
 続けてヤリ玉に挙がったのが、尾身幸次財務相。沖縄担当相当時、自身が進めた「沖縄科学技術大学院」構想のシンポジウムや会合に、長女の朝子氏を同行。ホテル代や車代、昼食代などを支出させていた疑惑を追及された。
 すると、尾身大臣は気色ばみ、「通訳として連れて行った」「高い志を持ってやっていた」などとブチ切れた。スキャンダル連発の安倍内閣の大臣たちは、野党の追及にカリカリしっ放しだ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070216-00000009-gen-ent