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2007年02月16日(金) 00時00分

顧客情報171件がネット流出 千葉銀行 東京新聞

 千葉銀行は十五日、行員の自宅パソコンからファイル交換ソフト「ウィニー」を通じて顧客情報がインターネット上に流出したと発表した。これまでに、不正利用などの被害はないという。

 流出したのは七十六件分(重複含む)の個人、法人名と預金残高、借入金の情報の一部と九十五件分の法人名と所在地。

 同行によると、二〇〇五年三月から四月にかけて、営業担当の男性行員が自宅で、個人用パソコンを使い顧客関係情報の作業を行った。行員は〇三年ごろからウィニーを使用、〇四年に削除しようとしたが、パソコンにソフトが残り、最近になってパソコンがウイルスに感染し、記録してあった情報が流出したらしい。十四日に流出を確認した。

 同行では行員に顧客情報の持ち出しを禁じ、ウィニーも削除するよう指示している。 

  (林容史)


http://www.tokyo-np.co.jp/00/cba/20070216/lcl_____cba_____002.shtml