記事登録
2007年02月15日(木) 00時00分

東国原県政、舌戦開始…地元テレビ「報道特別番組」もZAKZAK

CM抜きで所信表明を生中継

 午前10時の2月定例議会の開会に先立ち、「ちょっとドキドキ感がある」と語った知事。黒いスーツ姿で登壇すると、緊張した面持ちで「県民の誰もが安心して生活できる、新しい宮崎の実現に全身全霊をかける」とあいさつ。

 続いて行財政改革や産業振興、行政サービスの充実などを主張。具体的な数字を盛り込みながらも、「宮崎をどげんかせんといかん」「宮崎は生まれ変わらんといかん」など方言を交え、約30分間熱弁をふるった。終了後には記者団に、副知事に総務省出身の河野俊嗣総務部長(42)を起用すると明言した。

 県庁にはこの日93人の傍聴希望者が集合。事前に「傍聴者殺到」などの報道が相次いだせいか、混乱はなかったが、それでも60席をめぐり「県政史上初めて」(議会事務局)の抽選も。抽選に漏れた人は別室で“モニター観戦”した。

 一方、地元の宮崎放送は県内の報道スタッフのほぼ全員にあたる約20人を投入。「報道特別番組 東国原知事 所信表明」のタイトルで、1954年の開局以来初となる生中継をCM抜きで放映した。

 議会はこの日でいったん休会し、21日から各会派による代表質問など本格論戦がスタート。ベテラン議員の1人は「知事は、鳥インフルエンザ問題や全国での広報活動でポイントを稼いでいますが、我々は是々非々で対応するつもり」と話している。

ZAKZAK 2007/02/15

http://www.zakzak.co.jp/top/2007_02/t2007021513.html