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2007年02月15日(木) 22時42分

経費1万円超は領収書 民主、所属議員に義務化へ朝日新聞

 民主党の政治改革推進本部(岡田克也本部長)は15日、政治資金のうち、事務所費を含む経常経費1件につき1万円を超す分は領収書を添付し、5年間の領収書保存を義務付けることを決めた。現行法は経常経費の領収書添付・保存を義務づけていない。同本部はこの内容の政治資金規正法改正案を国会に提出するが、民主案が成立しなくても領収書の保存は4月1日から実施するよう同党国会議員に求める。

 同本部は近く党の全国会議員による総会で理解を得たい考えだ。「政治とカネ」の問題で透明性の向上に努める姿勢を示すねらいだ。

 経常経費のうち人件費は現行では総額のみの記載だが、人数も記載する方針。政治活動費は現行では5万円以上の分は領収書を添付することになっているが、これも1万円超とする。

 同本部が領収書添付額について(1)1円以上(2)1千円以上(3)1万円以上(4)3万円以上——の選択肢でアンケートをした結果、1円以上と3万円以上の回答が多かったものの、平均的な金額として1万円以上が妥当だと判断した。

http://www.asahi.com/politics/update/0215/014.html