紙おむつ訴訟、「ドレミ」に１億円支払い命令（読売新聞）

2007年02月15日(木) 22時42分

　大王製紙（愛媛県）が、使い捨て紙おむつの特許権を侵害されたとして、王子ネピア（東京都）を相手取り、２億９７００万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が１５日、東京地裁であった。

　設楽隆一裁判長は、特許権侵害を認め、王子ネピア側に約１億１００万円の支払いを命じた。王子ネピア側は判決を不服として、同日、知財高裁に控訴した。

　問題となったのは、大王製紙が製造・販売している紙おむつ「ＧＯＯ．Ｎ（グ〜ン）」に使用された尿漏れを防ぐ技術。

　同社は１９９５年に特許を取得したが、その後発売された王子ネピアの紙おむつ「ドレミ」に同じ技術が使われたと主張していた。