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2007年02月15日(木) 04時28分

取水量に関しデータ改ざん読売新聞

 全国の水力発電用ダムでデータの改ざんが見つかった問題で、北陸地方整備局(新潟市)は14日、関西電力(大阪市)の報告を受け、県内25か所の水力発電所でも取水量に関するデータの改ざんがあったと発表した。

 データの改ざんがあったのは、新黒部川第3(黒部市)、黒部川第4(同)や利賀川第1(南砺市)、大牧(同)など25か所の発電所。いずれも、取水量を算出するプログラムを変更したり、国に毎月報告する取水量の数値を改ざんしたりして、許可された最大量を上回って取水していた。

 今回、関電が調査したのは1976〜2005年についてのデータ。特に、新黒部川第3では、この期間中29年分のデータについて国に虚偽の報告をしていたことが分かっており、同整備局では「一部でデータ改ざんが常態化していた証拠」としている。

 同整備局は、超過分の取水量や改ざんの動機などについて、更に正確に報告するよう関電側に求める方針。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/toyama/news005.htm