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2007年02月14日(水) 23時02分

パートの厚生年金加入、7割強の企業が反対 日商調査朝日新聞

 日本商工会議所は14日、会社員が加入する厚生年金の適用対象をパート労働者にも拡大することについて、72.7%の企業が反対とするアンケート結果を発表した。パートに適用された場合、その負担増分を企業がリストラでパートにしわ寄せしてくる可能性が高いことも、同調査から浮かび上がっている。

 調査対象は東京、名古屋、大阪など全国11商工会議所の会員企業のうち、パートを1人以上雇用する1150社で、うち406社が回答した。

 適用拡大に反対した企業に理由を聞くと、75.3%が「保険料や事務負担など雇用コストの増加は企業経営を圧迫する」と答えた。また、適用対象が拡大された場合の対応を複数回答で聞くと、「労働時間の短縮」が58.6%、「雇用者数の削減」が41.4%で、「賃金引き下げ」も11.3%に上った。

http://www.asahi.com/business/update/0214/166.html