訴状によると、信三郎氏が同加工所を05年3月に設立した後、同工業から持ち出したミシン類を返還していない▽休業を余儀なくされ、同工業が本来得られるべき利益が得られなくなった▽違法な役員報酬が払われていた——などと主張している。
また、信太郎氏と4男の喜久夫氏(55)は同日、信三郎氏を相手取り、先代会長の遺産の法定相続分の返還など、計約2億2700万円の損害賠償を求める訴訟も同地裁に起こした。
信三郎氏は「争いはすべて法的に解決済みだと考えている。無用の争いをしている場合ではなく、物づくりでお客さんの期待に応えたい」とのコメントを出した。
http://www.asahi.com/national/update/0214/OSK200702140060.html