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2007年02月14日(水) 12時22分

岡崎ホームレス殺害 14歳少年の初等少年院送致決定朝日新聞

 愛知県岡崎市で昨年11月、無職花岡美代子さん(当時69)が殺されるなどしたホームレス襲撃事件で、名古屋家裁岡崎支部は14日、強盗殺人、強盗致傷などの非行事実で送致された同市内の中学2年の男子生徒(14)に対する審判を開いた。野田弘明裁判長は、強盗殺人の非行事実について少年の殺意を認めず、強盗致死と認定したうえで、4年程度の相当長期の処遇勧告を付け、初等少年院への送致を決定した。

 同支部はこれまでに、共犯とされた14歳の少年2人の強盗殺人の非行事実=犯行時はいずれも13歳=についても殺意を認めず、強盗致死と認定し、初等少年院に送致している。

 非行事実によると、少年は、ホームレスを襲撃して金品を奪おうと、住所不定、無職木村邦寛被告(28)=強盗殺人罪などで起訴=と同級生の少年2人と共謀。昨年11月19日午前1時ごろ、岡崎市内の乙川にかかる明神橋下の河川敷で、花岡さんの頭や顔、背中などを鉄パイプで殴るなどの暴行を加え、内臓破裂などで失血死させた。

 また、昨年12月12日、同県豊田市内の公園で、女性を暴行して軽乗用車を奪い、2週間のけがを負わせるなどした。

http://www.asahi.com/national/update/0214/NGY200702140010.html