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2007年02月14日(水) 08時51分

県職員が家庭ごみ不法投棄読売新聞

駒ヶ根署容疑で2人書類送検

 家庭ごみを山林に不法投棄したとして、駒ヶ根署は13日、県の男性職員2人を廃棄物処理法違反(不法投棄)の疑いで、地検伊那支部に書類送検した。2人は、中信地方の社会部現地機関の職員(30)(松本市)と、南信地方の会計局現地機関の職員(43)(駒ヶ根市)。

 調べでは、30歳の職員は昨年10月1日午後、駒ヶ根市赤穂の山林で、自宅にあったカップめんの容器、座いす、段ボール箱など約28・5キロを捨てた疑い。同市から松本市への引っ越しの際にごみの処分に困ったという。

 43歳の職員は昨年9月14日午後、自宅にたまった雑誌約30冊や段ボール箱など約14・5キロを、同市赤穂の山林に捨てた疑い。

 パトロールしていた駒ヶ根市役所の職員が昨年12月、不法投棄されたごみを見つけ、同署に通報。ごみの中に、2人の氏名が分かるものが含まれていた。2人とも容疑を認め、「山に捨ててはいけないと分かっていたが、ごみ捨て場に出すのが面倒だった。反省している」と話しているという。

 県人事課は「非常に遺憾。事実関係を調査して厳正な処分を考えたい」としている。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nagano/news003.htm