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2007年02月13日(火) 10時00分

「ワンセグ」を見るならコレがオススメ日刊ゲンダイ

 昨年4月に始まったワンセグ放送。1(ワン)セグメント放送の略で、13の“セグメント(区分)”に分かれた地上デジタル放送のうち、ハイビジョン放送に必要な12セグメントを除いた残りの1つを使うことからそう呼ばれる。そのため画像が小さく、これまではケータイで見るのが一般的だった。が、最近になってさまざまなポータブル家電に対応機種が登場中。そこで、大人が使える“ワンセグ対応”製品を探してみた。

●電子辞書やデジタル音楽プレーヤーにも
 ワンセグを見るならケータイが一番手軽。ドコモでは、今春に対応新機種を一挙に3つ投入する予定。しかし、ビックカメラ有楽町店主任の原澤友之さんは近頃の傾向をこう話す。
「一般的に、ケータイは連続視聴可能時間が約2時間と短く、携帯電話自体の機能が複雑化しているため、機械の苦手な中高年のお客さまは別の対応機器にも目を向けています」
 そこでケータイ以外の注目株は、シャープの電子辞書「パピルス PW—TC900」(4万7800円)だ。
「4.3型の大型カラー液晶画面で、連続視聴時間は約5時間。ボタンひとつでテレビ画面に切り替わる簡単操作も好評です」(前出の原澤さん)
 いまやサラリーマンの通勤の友として欠かせないデジタル音楽プレーヤーで、初めてワンセグに対応したのが東芝の「ギガビート」Vシリーズだ。最新機種(MEV60E/5万9800円)は約7時間の連続視聴がOK。それに60ギガのハードディスクドライブ(HDD)を搭載し、ワンセグ放送を290時間も録画できる。
「予想以上の売れ行き。とくに男性ユーザーが多いですね。予約録画ができるのも、忙しいサラリーマンに受けている理由でしょう」(東芝広報担当者)
 会議中のナイターも、これがあれば帰りの電車内でゆっくり見られる。

●パソコンでワンセグを見る
 画像が小さいワンセグは、パソコンで仕事をしながら見るのにちょうどいい。
 実際、ワンセグ対応ノートパソコンも発売されている。ソニーの「VAIO タイプT」(20万200円〜)は、左右に広いワイドモニターなので、メールなどのウインドーを最大にしてもワンセグ画面にかぶらない。また、視聴中の番組はHDDに一時保存されるので、見逃しても5分前までさかのぼって再生できる。
 新しいパソコンを買う余裕がない向きには、外付けのチューナーがオススメだ。バッファローの「ちょいテレ」(1万200円)は、USB端子に差し込むだけで手持ちのパソコンがワンセグテレビに早変わり。パソコンに録画することができ、使用するHDD容量が1時間当たり約200メガバイトと少ないのもうれしい。

●家族のドライブに威力を発揮
 移動中の受信に強いワンセグ放送は、ドライブなどでも重宝する。
 富士通テンのカーナビ「エクリプス AVN7406HD」(希望小売価格24万8850円)は、7インチの大画面でワンセグを楽しめる。受信可能エリアを外れたら、アナログ放送に切り替え可能だ。
 東芝の「ポータロウSD—P50DT」(3万9800円)は、ワンセグチューナー内蔵のポータブルDVDプレーヤー。モニターは5インチで、厚さ3センチ強、重さ650グラムとスマート。別売りアダプターを使えばシガーソケットから電源を取れるので、時間を気にせず楽しめる。
 さあ、アナタはどれで“ワンセグ”する!? 

●世界初!? の“ツンデレ”ワンセグテレビ
 ホビーメーカーのタカラトミーが、世界初となる“ツンデレナビゲーションモード”を搭載したワンセグTV「セグニティ」(希望小売価格2万790円で、今年9月発売予定)を発表した。ツンデレとは“人前ではツンツンしているが彼氏の前ではデレデレしてしまう女の子”のことで、オタクの間ではメイドや妹に並ぶ憧れの女性像。このセグニティは、購入当初はチャンネルを操作したりすると「チャンネル変える気ぃ?」と素っ気ない声でしゃべりかけてくるが、使い込むうちに「チャンネル変えるね」などと愛想がよくなる。こんなワンセグTVなら、肌身離さず持ち歩きたくなる!? 

※希望小売価格以外の価格はすべてビックカメラのネットショップ「ビックカメラ。Com」(http://www.biccamera.com/)の表示価格(2月9日現在)です。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070213-00000003-gen-ent