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2007年02月13日(火) 10時00分

鳥越俊太郎氏にも断られた!日刊ゲンダイ

 3選を目指す石原慎太郎都知事(74)に対して、民主党は一体、誰を擁立するのか。筑紫哲也氏(71)や久米宏氏(62)、田丸美寿々氏(54)など、さまざまな名前が挙がっている。片っ端から声をかけている感じだが、ここにきて、スーパーモーニング(テレビ朝日系)のコメンテーター、鳥越俊太郎氏にも声をかけて、断られていたことがわかった。
「鳥越さんは毎日新聞OBで1940年生まれ。まだ60代だし、はたから見ていると、政治的な野心もある。民主党は期待をしていたが、05年に直腸がんの手術を受けているので、健康に自信がなかったようです」(テレビ関係者)
 それにしても、ここまでイロイロな人の名前が挙がり、まだ決定できないところを見ると、「どうなってんのか?」と思ってしまう。
「民主党としては3段構えで候補者を絞ろうとしている。一番いいのは知名度、人気があって、石原に負けない候補。でも、そうした有名人に断られたら、次善の策として、誰もが実務能力を認める政治家や経営者を候補者にする。それもいなかったら、党の中から誰かを出す。鳥越さんは有名人の最後の候補者だった。こうなると菅直人氏の名前が挙がってくるだろうが、本人にその気がないので、別の政治家になるでしょう。テレビによく出て顔が売れている衆院議員の長妻昭氏(46歳=比例東京)を推す人もいます。なかなか候補者が決まらないのは意外に石原人気がしぶといから。あれだけ公費無駄遣いや四男の特別扱いが表ざたになったのに、朝日新聞の世論調査では53%もの支持があった。これにはみんなが驚いていて、候補者はシリ込みしているんです」(民主党関係者)
 民主党は誰を出すにしても「落選したら夏の参院選で面倒を見る」などの条件をつけることになりそうだ。告示日は3月22日。もう迷走している場合ではないのだが。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070213-00000004-gen-ent