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2007年02月13日(火) 20時02分

能力あるから問題なし…尾身財務相、出張に長女を同行読売新聞

 尾身財務相は13日の衆院予算委員会で、沖縄科学技術大学院大学の設立に向けた国際会議への自身の出張に、長女の朝子氏(45)を同行させていたことを認めた。内閣府は、朝子氏の同行出張費の一部への公費支出を認めた。

 尾身氏は、「(大学設立は)私が小泉政権時に提唱した構想だ。私の家族も(語学)能力がある者は使うべきだ。報酬は一切もらっていない」と述べ、問題はないとの認識を示した。

 内閣府の清水治沖縄振興局長は、朝子氏が「(尾身氏の)通訳連絡兼秘書的な役割」で同行したとしたうえ、朝子氏の宿泊費の一部と食事代、レセプション参加費は公費から支出され、宿泊費の大半と航空運賃などは朝子氏が負担したと説明した。馬淵澄夫氏(民主)の質問に答えた。

 内閣府によると、朝子氏が同行した尾身氏の沖縄出張は03年1月〜06年5月の計9回。公費の額は、「調査が済んでいない」として明らかにしていない。朝子氏は夏の参院選の比例選に自民党公認で出馬する予定だ。

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070213i113.htm