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2007年02月13日(火) 21時26分

リンナイ犠牲者遺族が記者会見、再発防止訴え読売新聞

 リンナイ製の小型湯沸かし器による一酸化炭素(CO)中毒事故で、2004年12月に広島市南区の自宅で高校1年だった長女(当時15歳)を失い、自らもCO中毒になった県職員の男性(50)が13日、広島市内で記者会見し、「これ以上、犠牲者が出ないように十分な対応をしてほしい」と再発防止を訴えた。

 男性は、広島県警から、不完全燃焼防止装置にすすがたまり、装置が作動しなかったのが事故原因との説明を受けたという。

 「当時は湯沸かし器で一酸化炭素中毒が起きるという認識がなかった。換気扇を回さず換気が不十分だった自分の不注意」と話す一方、「換気を十分にせずに使う人がいるとわかった時点で、無料点検などをしてほしかった。残念という気持ちはある」と、リンナイや経済産業省の対応に疑問を投げかけた。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070213ic24.htm