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2007年02月13日(火) 00時00分

宮本警部に献花続々…安倍首相も弔問「誇りに思う」ZAKZAK

住民「親身に接してもらった」

 宮本さんは搬送先の病院で緊急手術を受け集中治療室に入っていた。頭に大けがをして意識不明となり、予断を許さない状態が続いていた。

 12日夜には、安倍晋三首相や伊藤哲朗警視総監らが、宮本さんの遺体が安置された板橋署を弔問。安倍首相は「危険を顧みずに人命救助に当たった。日本人として誇りに思う」と述べた。

 近所の住民によると、宮本さんは毎日交番前の横断歩道に立ち、踏切で渡りきれないお年寄りや子供がいると笛を吹いて、飛んでいく優しい警察官だった。

 事故の直前、鍵をなくし、動かない自転車を交番に持っていった近所の女性も、子供と一緒に花束を手に駆け付けた。宮本さんに親身に対応してもらったという。花束には「自転車を直していただきありがとうございました。天国で楽しくく(暮)らしてください」という子供のメッセージが添えられていた。

ZAKZAK 2007/02/13

http://www.zakzak.co.jp/top/2007_02/t2007021328.html