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2007年02月13日(火) 00時00分

長崎県内で最も古い“現役”カトリック教会が全焼ZAKZAK

 12日午後4時10分ごろ、長崎県新上五島町曽根郷(五島列島・中通島)の「江袋カトリック教会」が燃えていると、付近の住民から119番があった。木造平屋約195平方メートルが全焼したが、けが人はなかった。江袋教会は1882(明治15)年に建てられた。

 長崎県内の教会群やキリスト教関連遺産など教会や殉教地など20件は1月、世界遺産の国内候補の「暫定リスト」に追加掲載されることが決まった。江袋教会は追加掲載の対象となっていないが、現在も使用されている木造の教会では長崎県内で最も古いという。

 五島列島にはカトリック教会が点在。新上五島町によると、江袋教会は屋根の形や、「コウモリ天井」と呼ばれる建築様式に特徴がある。

 新上五島署によると、教会は普段無人で、ほかの教会から担当の神父が定期的に出向きミサなどを行っていたという。12日はミサなどの行事はなかった。

ZAKZAK 2007/02/13

http://www.zakzak.co.jp/top/2007_02/t2007021307.html