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2007年02月13日(火) 22時23分

バレンタイン今年は『和』『大人』風朝日新聞

◇早くも売り切れ商品も

 14日はバレンタインデー。 松山市内の百貨店などは、色も形も様々なチョコレートが並んだ、ショーケースの前を行ったり来たりする女性らでにぎわっている。 今年の人気は、抹茶や焼酎といった「和」 の素材を使ったものや、カカオ含有量が高い「大人」 な味のものだという。 今年は直近に3連休があり、各店とも売り上げ増を期待している。  (高岡佐也子)

 約40店が出店している同市湊町5丁目のいよてつ高島屋7階では、和素材のチョコレートの売り切れが続出。 抹茶を使ったものや、桜の花びらをかたどったものを扱った「月の桂」 の「真白」 (10個入り1050円) や「モロゾフ」 の「HARUUTA」 (28個入り2100円) など和風の商品が10日に完売した。 「マダム・セツコ」 は、チョコレートを実演販売している。 スミレやバラなどが描かれ、目にもおいしい一品だ。 同店にも、あんこやきなこを練り込んだ商品が並び、人気を呼んでいる。

 バレンタインデーと言えばチョコレートが定番だが、甘い物が苦手な男性も多い。 そんな人向けにと、「嵯峨春秋庵」 ではハート形のせんべい(105円〜) を販売している。仕事帰りに寄ったという女性(27) は「甘い物があまり食べられないおじいちゃんに買いました」。

 同市一番町3丁目の三越松山店では、赤いじゅうたんの敷かれた1階に約30店舗が出店。 ベネズエラ産のカカオ71%のチョコレート(6個入り525円) を扱う「クアトロコルソ」は今年初めて出店。 包装も黒など落ち着いた色が多く並び、シックな雰囲気が漂う。

 三越には地元の5店が出店している。その一つで同市東野2丁目に店舗を構える県内唯一のチョコレート専門店、「ル・ショコラティエC」 も、ゆずや山椒(さんしょう) を材料に使ったものなど、和風のチョコレート(6個入り1100円など) を扱う。 店長の佐藤豪さん(28) は、「期間中は作れるだけ作ります」 と大忙しだった。

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